謎・5:1900年に発表された、日本独特の『シンデレラ』とは?

『シンデレラ』といえば、お城や舞踏会などが出てくるので、欧米のお話のイメージがありますよね。


でも、日本に住んでいても『シンデレラ』のお話を知らない人はほとんどいないと思いませんか?

一寸法師、桃太郎、白雪姫、眠り姫・・・など、きっと皆さんも幼い頃に読んだり聞いたり見たりしたおとぎ話。

『シンデレラ』も、その中のひとつではないでしょうか。


では『シンデレラ』のお話はどのように日本に広まっていったのでしょう?



実は、1900年に日本の小学校の国語の教科書に『シンデレラ』のお話が掲載されました。

欧米から伝わってきたお話を翻訳したのは、坪内逍遥(つぼうちしょうよう・1859〜1935年)。

逍遥は明治時代に活躍した小説家、評論家、翻訳家、劇作家で、シェイクスピア全集の翻訳なども手掛けています。



さて、100年以上前の日本。

現在の私たちとは、考え方も、生活様式もまだ随分違います。

大半の人が、着物を着て草履を履き、畳で生活している当時の日本人にとって「ガラスの靴」や「舞踏会」と翻訳して、物語として理解できるのだろうか・・・?

おそらく、そう考えたであろう逍遥は、シンデレラのお話に出てくる特徴的なものを、当時の日本人が親しみやすいものに置き換えて翻訳しました。


「シンデレラ」の名前は「〇〇〇」に。

「ガラスの靴」は、「〇〇〇」に。

「舞踏会」は、「〇〇会」に。

「12時の鐘」は、「〇〇時」に。


さて、一体何に置き換えて翻訳され、日本独特の『シンデレラ物語』が誕生したのでしょうか?

とても気になりませんか??


その答えを知りたい方はぜひ、私たちプリンセスミュージアムの展覧会やイベント、シンデレラ研究家・川田雅直の講演などに、見つけに来てくださいね!

きっと、今まで知らなかったワクワクに出会えますよ。


さらに、この絵が描かれている絵本はの復刻版を「プリンセスミュージアム」の公式ECサイトから購入できますので、ぜひ探してみてください。

アンティーク絵本 復刻本シリーズ3「おしん物語」(シンデレラ翻訳)

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珍しい日本ならではのシンデレラの世界を、ぜひ楽しんでくださいね!






原案/シンデレラ研究家 川田雅直

文・構成・デザイン/米山美穂



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