私たちは、シンデレラなどプリンセスやおとぎ話に関する文化・芸術の普及促進と発展活動を行い
子どもホスピスの活動に貢献することを目的としています。
子どもたちの未来のため、自身の未来の夢のために活動されている
クリエイター、作家、音楽家、料理人、アスリートなどの方々の情報交換や横のつながりをサポートします。
「誰もが豊かな心と経験を育めるように」おとぎ話に関連する活動のサポートと、子どもホスピスの啓蒙活動を続けます。
むかしむかし、あるところに――
遠い遠いところに妖精たちが住んでいる小さな国がありました。
その国の光の泉で不思議な光を放つ3つのしるしが生まれました。
そのしるしは、まるで3人の妖精がやさしく手をつなぎ輪になって踊っているような形をしていました。
色は、春の朝に咲くスミレのようなうす紫。
夏の光を運ぶレモンのようなやわらかい黄色。
そして、風がくれたミントの葉のようなやさしい緑。
この3つの色は妖精たちが手を取り合って生み出した、希望、つながり、やすらぎの魔法!
それぞれが大切な役目を持ち、でも決して争わず、そっと寄り添って、見る人の心をあたためてくれます。
森の奥には、光がまぶしくて目を細める妖精たちや、ちいさな文字が苦手な動物たちも住んでいます。
そのみんなが安心して見つめられるように、ほっとする魔法がかかっていたのです。
文字の色も黒ではなく森の霧のようなやさしいグレーで、静かに語りかけてくれるのです。
やさしくて、やわらかく、おだやかで、
このしるしは、誰かの手をそっととって、「だいじょうぶ」と言うような、そんな気持ちを、ぎゅっと包んだしるし。
「ひとりじゃないよ。みんなで、できることを。」
そんな願いをこめて、そっと生まれたしるしは、今日もどこかで、ひとりひとりの心に小さな奇跡をつないでいます。