一般社団法人シンデレラ芸術文化振興会:子どもホスピスとは
1982年、イギリス オックスフォードで世界初の「子どもホスピス」が開設されました。
小児がんや難病の子どもたちが専門スタッフのサポートのもと「第2のおうち」として安心して過ごすための場所です。
ケアするご家族の休息のために一時的に預かる役割もあります。
病気と闘う子どもたちは、皆と同じように過ごすことができなかったり「子どもらしい経験」をする機会が制限されてしまいます。
病気や入院によってやりたいことを制限されること、 学校や友達と離れて淋しい思いをすることも、大きな痛みとなります。
またご家族は、お子さんの痛みを代わってあげられない…という気持ちを抱えながら、普段は明るく努めていることがあるのです。
子どもホスピスは、これらのあらゆる苦痛を和らげることを目的としています。
専門スタッフの医療的な安心のもとに、教育や音楽、芸術などの知を統合し、病気や障がいのために、外出さえままならない子どもたちに、さまざまな体験の機会を提供し、子どもの成長発達を支えます。
時には子どもたちが楽しく過ごしている間に、ご家族も思いのままに過ごして頂く事ができる場所です。
現在、イギリスでは主な主要都市50ヶ所以上に子どもホスピスが設立されました。
日本にも、小児がん、先天性心疾患、神経筋疾患や代謝性疾患など、難病と呼ばれる病気とともに過ごす子どもたちが約 2 万人います。
私たちは、日本ではまだ数少ない「子どもホスピス」の重要性・必要性を広め、全国で子どもホスピス設立や運営の活動をしている方のサポートをしています。
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